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Vol. 5:いざアメリカへ留学


伊東猛です。

4月になりました。私がコーチをしているルーセントテニスアカデミー・エリートチームの最年長、大桐壮央がいよいよ高校進学です。

その大桐壮央は昨年まではシングルスでの全国大会出場経験なしでしたが、昨年中学3年生で初めて出場した全日本ジュニアでベスト4まで勝ち上がりました。

全国大会での戦績が出なくても、本人はテニスで上を目指して取り組んでいくつもりにしていたと思いますが、少しでも戦績が出たことで、明らかに新しいチャンスを手にすることが出来たのではないかと思います。

小学2年生の頃からコーチとして彼の成長を身近で見させてもらっているので、これまでの成長を頼もしく感じますし、またこれからの新しい環境での成長も楽しみです。


先日、私自身のジュニア時代の事を振り返っていたのですが、私も全国大会初出場が中学3年生の時に全国中学生大会、全日本ジュニア、中牟田杯と出場しましたが、全国中学生大会のベスト16が最高でした。

その後高校は当時大阪の強豪校であった清風高校へ進学しましたが、在籍したのは1学期だけでした。

その年の夏休みに行われた関西ジュニア期間中に、ある意味アメリカに行くことは宿命だったのか!?と思う以下のような出来事が重なり、完全に頭の中は「アメリカでトレーニングを積み、世界で活躍する選手になる!」となっていたからです。


  • 準決勝で対戦した相手がアメリカのテニスアカデミーでトレーニングを積んでいる選手だったこと。

  • たまたま会場に来られていたどこかのおばさんが、昔息子をアメリカのテニスアカデミーへ通わせていたとの事で、いろいろとアメリカの話を聞かせてくれたこと。

  • 父親の書斎にある机の引き出しから、以前で雑誌で紹介されていたアメリカにあるいろいろなテニスアカデミーに関する資料を見つけて読みあさったこと。


それまで母親は、私が「アメリカに行きたい!」と言っても「危ないからダメ」と否定的だったのですが、その年関西ジュニアで優勝した後はなぜか「挑戦したいならお父さんに相談したら」とそれまでとは違い、賛成してくれました。父からも「自分で入学手続き、ビザ取得、チケット手配など全て段取りし、準備を整えるのであればお金は用意する」と承諾をもらい、この親との話から1ヶ月後には全ての準備を整え、すでに渡米していました。今思うと、よくあんなスピードで、英語もろくに出来ないのに、自分で準備を整えたなと関心します。


一応英会話は小学4年生から週1回の習い事として続けていたのですが、いざアメリカで授業を受けるとなると全く役に立たず・・・。特に歴史や理科の授業を理解するのがなかなか大変だったのを覚えています。テニスでも「さぁ世界のトップ目指し、強い選手たちと切磋琢磨し強くなってやる!」という意気込みで練習に挑むも、割り当てられたのはまだ10歳の子供、鼻ピアス+髪が緑に染まっていてテニスは趣味程度で考えてそうな17歳の女子と一緒のコート。「強くなるためにアメリカに来たのに!」と悔しい思いをしながら最初の2週間を過ごしました。が、すぐにフロリダ各地で開催されるジュニア大会が始まり、3週連続で優勝すると、大会で勝つごとに一緒に練習する相手のレベルが上がって行き、1ヶ月後にはアカデミーのトップチームでプレーするようになっていました。

当時私が在籍していたSaddlebrook Academy (Harry Hopman Tennis Camp)のトップチームには同年代の競争相手が多数在籍し、非常にレベルの高い練習ができる環境でした。アメリカNo.1のジュニア、スペインのトップジュニア、アフリカジュニアチャンピオン、エクアドルデ杯選手など錚々たるメンバーで、日々の練習、練習マッチ、トレーニングの全てが競争で、テクニカル面、フィジカル面、メンタル面と全てにおいて大きく成長できたと感じます。


アカデミーでの平日のスケジュールは午前中に学校での授業があり、午後からテニスというもので、7:30から1限目がスタート。60分の授業が4限続き、12:10で学校が終了。昼食を挟んで13:10から18:00までの練習(間に30−60分の休憩があります)、その後トレーニングとなっており、時間を全く無駄にする事なく学業とテニスに取り組める環境が用意されています。そんな環境下で高校時代の3年間を過ごせたことは、やはり今の私自身の大きな財産となっているのだと思います。


現在、コロナウイルスのパンデミックにより、今まで特に疑問を持たずに行ってきた日常的な活動が抑制され、様々なことを見直す機会となってきているかもしれません。アメリカでは大学の授業が全てオンラインに移行され、世界中どこにいても勉強する事が可能となり、また単位も取れる環境が用意されました。非常に危機的な状況だからこそ、目的達成のために必要な手段の最適化が進むことが予想され、私たちの物事に対する価値観にも変化を及ぼすやもしれません。ジュニア選手の育成に携わっている私が、こういう状況下で社会に貢献できることは限られると思いますが、子供たちのために「時間を無駄にする事なく学業とテニスに取り組める環境」の整備をしっかり進め、また今後このような困難な状況下でも逞しく強く生きていく人材の輩出を目指し、大きな成長を促す場を準備して行きたいと思います。

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