largeblackIntlIntelAgen.png
検索
  • 伊東情報室

Vol.2:2020 TAGアメリカ大学視察ツアーを振り返って

伊東猛です。

1月28日から2月4日の1週間でアメリカ大学視察ツアーと称し、高校2年生の男女2名ずつ、そして高校3年生の男子1名と一緒に Grand Canyon University、University of Arizona、そして Portland State University の3つの大学へ訪問しました。それぞれ特徴のある素敵な大学で、参加した高校生は「かなり良い刺激を受けた」とツアーを振り返ってくれました。


Portland State University のホームの対抗戦を観戦


特に「この大学に入りたい!」と視察ツアー参加メンバーが言ったのが Portland State University(以下PSU)。オレゴン州ポートランドのダウンタウンの一角にキャンパスを構えるこの大学の魅力は、なんと言っても都会でブティック、アートギャラリー、コーヒーショップなどに囲まれた素敵な環境で学業やキャンパスライフを楽しめることです。またポートランドはハイテク産業やクリーンテクノロジー産業の進出がめざまし く、第二のシリコンバレーとも呼ばれている一方でスローライフの中心地として、地域の特産物、無農薬野菜、健康食を取り入れた食文化も発展しており、全米で最も住みたい都市に選ばれる街となっていることも魅力の一つとして挙げられるでしょう。私もキャンパスを歩きながら、数年後に完成を予定している大学のインドアテニス施設(候補地を見せてもらいましたが、街のど真ん中に4−6面の大学所有のインドアテニス施設の建設を予定しており、これが実現すると大学テニスのホームコートとしてだけでなく、テニスアカデミーとしても多くの人が集う場所となることが想像できます)での練習、街中至る所に点在する Starbucks での勉強など、この地での学生生活を想像し、私もPSUでもう一度大学生をやり直したいなぁと強く思いました。因みにこのインドアテニス施設が完成するまでの間の現在は、車で15分離れた場所にあるアメリカテニス協会(USTA)が所有するインドア施設を使い練習/公式戦を行っています。


Portland State University にて


PSUは男子テニスチーム、女子テニスチーム共に、これから強くなることを目指してチーム作りを行っているので、現時点では日本で全国大会ベスト16、32くらいの戦績があれば、スカラシップをもらって進学出来る確率が結構ある可能性が大きく期待できる大学です。

オレゴン州の大都市、ポートランド


2019年9月より、このPSU女子テニス部の監督を務めるKyle Russelは、同じ大学テニスチームでプレーした元チームメート(どうもダブルスも一緒に組んで公式戦にも出たことがあるらしいのですが、私は覚えておらず・・・「おいっ!一緒にプレーして強豪校のダブルスチームに奇跡的な勝利をしたの忘れたのか!!!」とKyleは少し腹を立ててました。。。)で、昔から人をやる気にさせるスピーチが凄く上手く、今後コーチとして大きく力を発揮していくと思います。男子テニス部の監督を務めるVetu Mum 氏とも面会し前向きな話を現地ですることが出来、すでに来年の候補者の話を進めています。

今後、信頼できる友人とタッグを組み、日本から「頑張ることができるジュニア選手」をPSUへの進学サポートを行うことが出来るのが、非常に楽しみです。

視察ツアーでは、良い大学だけでなく、少し水準の低い大学も高校生に見せることを目的としています。その理由としては、やはり良い大学競争率も高く門戸が狭いので、そこにテニスのレベルもしくは学業レベルが満たなかった場合に進学することになるであろう大学もしっかり確認してもらうためです。そういった意味で水準の少し低い大学として選択したのが、アリゾナ州フェニックスにある Grand Canyon University(GCU)でした・・・が、訪問してみてテニスのレベルと環境、大学のキャンパスの雰囲気の良さに驚きました。


Grand Canyon Universityのホームコート


元々は小さな大学で経営破綻寸前だったそうですが、投資家が大学を復活させるため、国や州からの補助金に頼るのではなく、ビジネスとして大学経営を進めていくことに決め大成功したとのことです。凄い勢いで規模、質共にレベルアップしてきている大学で、とてもきれいに整備されたキャンパスがとても魅力的。またキャンパスもフェンスに囲まれ、警備員も多く、セキュリティーも万全なため、保護者として子供を安心してこの大学に送り出せる環境です。学生が楽しんでキャンパスライフを送ることができるよう様々なアクティビティーも用意され、キャンパスを歩く学生からも充実感を感じることが出来ました。

テニスに関しても生理学に基づき、朝7時から60分のウェイトルームでのトレーニング、その後朝食を挟み9時から12時までテニスの練習(午前中が物事を習得するのに一番適しているという考えを基に、この取り組みが行われています)、そして昼食休憩後授業というスケジュールが組まれており、男子と女子の総監督のGreg Prudhomme 氏の方針でチームの運営が行われ、それをサポートするアシスタントコーチが3名常駐。しっかりと組織されたコーチ陣によりレベルアップが図られています。


Grand Canyon Universityの寮


GCUは今後の展開が楽しみな大学です。

今回訪問した3つの大学で一番規模が大きく、またテニスを含めスポーツ全般で圧倒的な強さを誇るのがアリゾナ州ツーソンに位置する University of Arizona(UA) です。昨年に続き、今年もこのUAに一番長い時間滞在しました。PAC12というStanford University, UCLAなどスポーツの名門・強豪が集うカンファレンスに属す大学で、全米でもトップクラスのスポーツの強い大学です。オリンピック選手も多数輩出しており、莫大な資金力で最高クラスの施設を多数有しています。UAでは、アスリートであることで享受できる待遇が本当に凄く、例えば、毎日午後1時まではキャンパス内にあるフットボールスタジアムの3階にあるアスリート専用カフェテリアで高級ホテル並のバフェの食事を無料で取ることができます。ウェア、シューズなどはNIKEの商品が無料でかなりの量を提供されており(シューズに至ってはNIKEシューズにUAのロゴが入っている)、トレーニングジム、テニスの施設などアスリートが使う施設ではスポーツドリンクも無料で提供されます。


広大なUniversity of Arizonaのキャンパス


現在男子テニスチームがかなり高いレベルにあり全米で25位にランクインしています。現地で男子チームの練習を見ましたが、かなり高いレベルでの締まりのある練習を行っていました。コーチ陣もヘッドコーチ、アシスタントコーチに 加え、+2名サポートしているコーチがおり、専属ストリンガーも雇い、とにかく選手がテニスに集中できる環境が整っています。女子チームも昨年から、私が卒業した大学の4年後輩の Ryan Stotland が就任し、チームを再構築中で、しっかりしたサポート体制を作りながら全米トップを目指し進んでいます。

また、UAの素晴らしさはスポーツだけに留まらず、学問の分野においても全米トップクラスの経営学部、理学部などを有しており、特に理学部惑星科学学科にある月惑星研究所はNASAの助成を受けて最先端の惑星研究を行なっていることもあり、世界からの注目を浴びているとのことでした。また、教授陣にはノーベル賞受賞者がいることもあり、世界最高峰の教授陣の下で学べる環境があると言われています。

UAは全米でもかなり評価の高い大学であるため入学するためのハードルも決して低くはありませんが、テニスのレベルで日本トップ、そしてTOEFLで一般的に必要とされる61点を取ることが出来れば、可能性は見えてきます。このような環境下でテニスと学業に励み、素晴らしい人材となって将来活躍する日本人が出てくることに期待しています。


University of Arizona のバスケットボールアリーナにて


今回の視察ツアーを振り返り、改めてアメリカの大学の環境の良さを実感し、このような環境があることを早く日本のジュニアのテニス選手達に知ってもらいたいと思いました。

このような環境で大学生活を送ることを目指し、早い段階から英語に取り組むことが出来れば、多くの日本人がスカラシップを獲得して非常に有意義な学生生活を送ることできる可能性が高まります。世界中から人が集まるアメリカでの学生生活で培われた経験が、よりグローバルな視野で物事を考え行動し、将来に向けた準備をしっかり進めることができるようになると確信しています。

今後このメルマガを通じ、より多くのアメリカの大学に関する情報や、その他世界のテニス事情などを紹介していきます。是非今後のジュニア選手の進路においてのヒントにして頂ければと思います。


University of Arizona の記者会見室にて


----- 


伊東猛のニュースレターを購読頂きありがとうございます。 これから皆様に米国への留学に関する情報やテニスに関連する話題等を隔週で発行いたします。 もしもニュースレターの購読を止めたくなった際には遠慮なく以下まで"unsubscribe"をタイトルに記した メールをくださいますようお願いいたします。 info@iia-inc.com IIA, inc. www.iia-inc.com

0回の閲覧
Copyright @ 2020 International Intelligence Agency Inc.
Websight designed by  ITOH3 Design Lab.