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Team HEAD について

伊東猛です。

ヨーロッパでは新型コロナ感染症の第2波が猛威を振るい始め、ロックダウンする都市が出てきたようです。そんな中 ATP ツアーは今のところ継続、ツアー最終戦(トップ8人が出場可能)に向けてのし烈なランキング争いが続いています。HEAD の仕事をしている私はランキングと合わせて、もしくはランキングよりも気になるのが、トップ選手の使用ラケットブランドがどこであるかということです。

現時点で ATP ランキング・トップ10の内以下の5人が HEAD のラケットを使用しています。


Novak Djokovic

Alexander Zverev

Andrey Rublev(未契約)

Diego Schwartzman

Matteo Berrettini


ATP RANKINGS TOP 10


HEAD ヨーロッパ本社にプロ選手の契約を管理している Pro Player という部署があり、そこが中心となり世界各国での選手のスカウティングを行っています。日本でのプロ選手及びジュニア選手のスカウティングとサポートの仕事は私が担っており、2014年からインターナショナル・スカウティングとして HEAD ヨーロッパ本社及び HEAD Japan と連携しながら Team HEAD という選手サポートプログラムを進めています。


これまで多くの良い選手との出会い、またサポートが終わることによる別れもありましたが、HEAD とサインをしてもらってから戦績を「グンっ」と上げてくれた選手が多く、そういった選手の活動をそばで見ることが出来るのは非常にラッキーだと感じます。

加藤智子選手

2014年にサポートを始めた選手の1人が現在高校2年生の加藤智子選手で、サポートを開始した当時は小学5年生でした。全日本ジュニアのブースで出会ったのがきっかけでしたが、非常に明るくハッキリと受け答えができる選手で、何かその話の仕方や仕草から「これから強くなれそうだな」というのを感じたのを覚えています。その当時すでにプライベートコーチをつけて練習に取り組んでいたこともあり、その年は2回戦敗退だったと思いますが将来を見据えてサインしました。その後メキメキと頭角を表し、全日本ジュニアでは12歳以下、14歳以下、16歳以下でベスト4という戦績を残しました。現在は ITF ジュニアを中心に活動しており、世界の頂点を目指し戦っています。残念ながら今年で HEAD から離れることになったのですが、今まで一緒に戦わせてもらった多くの思い出に感謝です。


トロッター・ジェームズ選手

もう1人、2014年にサインした選手の中にトロッター・ジェームズ選手がいました。彼はその時はまだ全日本ジュニア出場経験がなかったのですが、彼が所属しているチームに出向き試打を行った際、その打っているショットの威力に大きな可能性を感じたのを今でも覚えています。そして翌年2015年の全日本ジュニア16歳以下ではノーシードから勝ち上がりベスト4進出。その後の修造チャレンジでは松岡修造さんとナショナルチームコーチでもあったボブ・ブレットにガッツリと手解きを受け、18歳の時にはウィンブルドン・ジュニアにも出場し、大きな飛躍を遂げた選手です。現在アメリカの大学で活躍中で、卒業後のプロとしての活動に注目です。


山中太陽選手

私が Team HEAD にスカウトした選手で初めて全日本ジュニアのタイトルを獲得したのは、2017年16歳以下シングルスでチャンピオンとなった山中太陽選手です。彼は14歳の時はダブルスのみの全日本ジュニア出場でしたが、その時からスケールの大きなプレーをしていきそうな雰囲気がプンプンしており、その全日本ジュニアが終わった後すぐに話をしサポートがスタートしました。その後の彼の成長は素晴らしく、翌年の15歳の時には全国大会ベスト8、そしてその翌年の16歳の時には全日本ジュニア16歳以下シングルスで優勝という結果を残しました。昨年のジュニア最後にはUSオープン・ジュニアにも出場し、現在はプロとして海外を転戦しています。プロとしての1年目、色々と大変なことも多いかと思いますが、これからの活躍に期待大の選手です。


水口翔瑛選手

2018年は Team HEAD にとって初めてとなる、全日本ジュニアシングルスで2つのタイトル奪取の快挙の年でした。14歳以下男子では水口翔瑛選手が HEAD ラケットの使用を開始して4ヶ月のタイミングで自身初の全日本ジュニアのタイトルを獲得、その後ナショナルチームの一員として国別対抗戦にも出場しました。


今村咲選手

また16歳以下女子では今村咲がこれまた自身初となる全日本ジュニアのタイトル獲得。この年はMUFG全国ジュニアトーナメントにも優勝、そして ITF ジュニアでも勝ちに勝ちまくり一気に世界ジュニアランキングを150位にまで上げた一年でした。HEAD のラケットの使用を開始したのは2017年1月、その夏の関西ジュニアではまさかのベスト16で敗退、関西からの全日本ジュニア出場枠が9本でなんとかラストインで全日本ジュニア出場を決めました。何かが噛み合っていなく色々と検証したところ、それまで使っていた他社のラケットが3mm ほど通常より長かったことを発見。関西ジュニアが終わって全日本ジュニアが始まるまでの2週間で、それまで使っていた Instinct MPから、長さを5mm、10mm、15mmと3段階で変えることが出来る当時ラインナップされていた Instinct Adaptive というラケットを5mmロングで設定し、急遽用意したそのラケットで全日本ジュニアを戦いました。結果、あれよあれよと勝ち上がり決勝に駒を進めました。決勝でもあと一歩まで追い詰めましたが敗れ準優勝。ただ、その後のことを考えるとこの準優勝から快進撃が始まったような感じもあり、その飛躍を間近で見させてもらえたことは非常に嬉しかったです。


TEAM HEADの日本人選手達 上段左から今村咲、山中太陽、水口翔瑛、下段左からトロッター・ジェームズ、原﨑朝陽、加藤智子

原﨑朝陽選手

昨年は原﨑朝陽選手が全国中学生大会シングルスで優勝。原﨑選手には、彼が小学5年生の時に大会会場で見かけて声をかけたのですが、私の息子たちと同じポニーテールの髪型が珍しく、そして印象的でした。テニスの方も関西小学生大会では小学5年生で準優勝しており、将来が楽しみな選手ということでサポートが始まりました。全日本ジュニアでは2017年のダブルス14歳以下で準優勝、2018年14歳以下シングルスでベスト4、そして昨年全国中学生大会優勝で初の全国タイトル獲得と成長著しく、今後はコロナが落ち着き次第 ITF ジュニアを主戦場に世界の挑戦をしていくので、更なる成長が楽しみです。


今回紹介した選手以外にも多くの有望なTeam HEAD サポートジュニア選手たちがおり、その選手たちのサポートを継続してより良いものにしていくためにも販売促進プログラムとの連動が非常に重要であり、その責任を担っていると考えると非常にやりがいのある仕事をさせてもらっていると感じます。HEAD の子会社として日本で HEAD のラケット販売を行う HEAD Japan にとって、販売による利益がなくなるとプロモーションの一部となっている Team HEAD プログラムに影響が出てくるからです。


しっかりと HEAD ブランドの日本でのシェア拡大のための戦略を模索しつつ、より良い Team HEADプログラムの構築を目指します。


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