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Alexander Waske Tennis-University

伊東猛です。

8月も終盤に差し掛かり例年よりも短い子供たちの夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりました。まだまだ暑さは和らぐことがなく、私も連日太陽の光に炙られその暑さに晒されています。1日最低5時間は太陽の下でコーチをしているので(少ない!?)、水分補給と日焼けへの対策をしっかり行いコートに立つようにしています。今でこそサンスクリーンを顔、首、腕に塗っていますが、高校時代は年がら年中フロリダの灼熱の太陽を直に浴び、肌を焼きまくっていたので今となっては肌の病気が心配です。

さて、今回のメルマガでは、私のパートナー・テニスアカデミーの1つであるドイツの Alexander Waske Tennis-University を紹介したいと思います。

ヨーロッパのハブ空港の1つであるドイツ・フランクフルト空港から車で15分の場所に位置するAlexander Waske Tennis-University(以下TU)。ATP/WTAを戦うプロ選手から、世界を目指してトレーニングを積むジュニア達が在籍し、日々質の高い練習が行われています。

そもそもTUを知ることになったきっかけですが、2010年から2015年まで HEAD Japan が 「HEAD Rebels Challenge」という全国大会を開催しており、各年齢カテゴリーの優勝者をスペインの Sanchez-Casal Tennis Academy(ASC)へ1週間招待するという企画がありました。2015年2月、2014年度の優勝者の帯同で私も ASC を訪問しましたが、施設の充実度は素晴らしいものの、プログラムがかなりマニュアル化されているように感じ、練習が充実しているとは思えませんでした。そこで、その次の年の遠征では ASC とは別で、ジュニア選手が大きな刺激を得ることができる場所へ連れて行きたいと思い、候補地を探し始めました。

そんな中、候補にあげたアカデミーはスウェーデンにある Good to Great Tennis Academy(以下GTG)とドイツの TU の2つで、どちらも世界のトップ選手が在籍し、コーチングの質の高さに定評があると言われているアカデミーでした。

スウェーデンの GTG は、Magnus Norman をはじめとする元世界トップ選手である3人が創設したアカデミーで、 Wawrinkaや、当時は Monfils も所属しており、どのようなトレーニングを行っているのか興味を持ちました。ただ、我々の受け入れをお願いした際、「まだ寮が完成しておらず、受け入れる大勢が整っていない」という回答があり断念しました。

一方ドイツの TU は、創設者の Alexander Waske が元ドイツのデ杯選手で、ダブルスではグランドスラムでベスト8に入ったこともある実績に持ち主。プロとして活躍する前は、私がアメリカの大学でプレーしていたのと同じタイミングでアメリカの大学にいたこともあり、しかも Alex は我々のライバル校の選手で何度も顔を合わせたことがある仲ということで、繋がっていたFacebookを通じて本格的なアカデミーをスタートさせたという情報が入ってきていました。連絡を取ってみると「しっかりケアできる環境が整っているので、是非選手を連れて来てくれ」と返答をくれました。TU には 元世界トップのHaas、ATP100位くらいの Berankis、女子では Kerber 、ジュニアでも世界のトップ選手が所属しており、選手のレベルがかなり高いことに加え、1面あたりのコーチ対選手の人数が1対2ということも、かなり期待が出来る材料でした。

候補を1つに絞ることができたので、HEAD Japan に遠征先を変えることを提案し、「伊東さんの思うようにしてもらって良い」という回答をもらうことができ、ドイツ行きが決まりました。

HEAD Rebels Challenge優勝者、TUの創設者 Alex Waskeと

質の高いコーチング

TU は2010年のアカデミー開校以来、「選手の個性を大事にする」、「厳しく内容の濃い練習を行う」という2つの事に重きを置き、きめ細やかな指導を行っています。練習は1時間半の練習が1日2回。30分のフィジカルトレーニングが1日2回というスケジュールで、練習時間としてはかなり少ない感じでしょうか。遠征を勝ち取った選手たちが、「練習時間が少ないのでもっと練習したい」と初日終わりに言っていましたが、それを TU に伝えると「心配するな。今よりも長く練習してもどうせ集中して最後までやれないし、今の練習で十分!」とのこと。結局2日目には皆の手にマメができ始め、3日目にはそれが破れて悲惨な状況になっていました。また週の初めは力が有り余りみんな元気だったものの、練習でコーチにかなり多くのアドバイスを受け、そしてそれに徹底的に取り組むことを求められる結果、週の中頃にはみんなヘロヘロに疲れていました。体力が削られたというよりは、色々と細かい指導に応えるために頭をフル回転で練習に挑んだため、脳が疲労したという感じです。


ドイツでの練習2、3日で手の皮がこのような状態に。。。


超少人数制での練習環境

TUでは、選手を育てるには個別指導が不可欠との考えのもと、1面で選手2〜3人に対してコーチが1人就くという超少人数制での練習を行っています。オンコートでの練習だけでなく、フィットネストレーニングに関しても選手の能力を考慮し個別対応をしており、経験豊富なトレーニングコーチによるウォームアップ、クールダウン、スピード、コーディネーション、ウェイトを含む各種のトレーニングプログラムを用意しております。また体のケアにも細心の注意を払っており、理学療法士も常駐しています。


ボールの捉え方、足の踏み込み方など細かい指導が徹底されている


様々なバリエーションのドリルを通じ、シチュエーションに応じた対応を学ぶ


様々な道具を使ってのユニークなトレーニング


近くの森もトレーニング場として活用されている


充実した遠征を終えて

TU での1週間は非常に内容が濃く、遠征に参加した選手のプレーに変化が見えました。細かいところまで丁寧に指導が入り、またコート1面コーチ1人あたり選手が2人か3人であるため、出来るまで徹底的に課題に取り組むことができました。この遠征後、参加者の一人である井上玄意(2015年全国小学生大会優勝)は TU をベースにトレーニングを積むことに決め、中学2年生の時に渡独。高校2年生となった今もプロを目指し TU でトレーニングを続けています。


TU でトレーニングを積む井上玄意。英語でのコミュニケーションも問題なくこなし、立派に成長中!


TU はこのような素晴らしい環境を用意しているアカデミーなので、かかる費用は小さくはないのですが、コーチングスタッフたちは選手の成果を上げるために妥協せず全力でぶつかってくれるので、もし機会があれば一度体験してもらいたいと思います。興味がある方は是非ご連絡ください。


TU の Alex Waske と。大学時代はライバル校の選手だったため憎き奴でしたが、今こうして一緒に仕事が出来ているのが面白い


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