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力と合理的な動き

伊東猛です。 高校1年の夏にアメリカのテニスアカデミーに留学し、大学を卒業するまでの7年半の間、現地のフィジカル・トレーナーの指導の下、みっちり筋力トレーニングに励みました。今ではその面影はどこにも残っておりませんが。。。 渡米した15歳の時はかなり華奢で、世界で戦っていくために体格面で劣る部分を少しでも補うため、筋力トレーニングに時間を費やしました。当時の考えは「筋力トレーニング = ショットのパワーアップ」で、筋力がつけば体格の良い外人のパワーショットに対抗するパワーショットを打つ事ができるだろうというものでしたが、その成果を実際に感じとることが出来たかというと、あまり記憶にありません。私が選手時代に受けた指導、またコーチとなった時にフィジカル・トレーナーから聞いた話では、強いボールを打つためには「足を踏ん張る」「お尻に乗って」などが重要とのことで下半身の筋力強化もかなり行いましたが、逆に筋力トレーニングをすればするほどなんだか動きがどん臭くなって行ったような記憶が残っており(これは筋力トレーニングが理由でない可能性もありますが)、また怪我をすることも増えたと記憶しています。ここ数年で色々と調べたり、バイオメカニクスの先生に話を聞いていくと、必ずしも「筋力アップ=ショットのパワーアップ」というわけでもなさそうという認識になってきており、むしろ踏ん張るなど「力を入れる」ような動作をすることで動きが抑制され、テニスのパフォーマンスには悪影響が出ることも多いと感じています。 例えば「速いボールを打つ/パワーのあるボールを打つ」という時、重要なことはラケットヘッドスピードの速度が速いかどうか。インパクトで打ち負けないために「グリップを強く握る」という話もよく聞きますが、実際にはグリップを強く握るために力を入れるという行為は筋肉を固めることであり、結果としてスウィングにブレーキがかかりスウィングスピードの減速に繋がる。その副産物としてテニスエルボーなどの怪我に繋がる可能性が高くなるとも考えられるようです。 下記、現在コーチングで選手たちに伝えている内容をいくつか抜粋しました。 私が選手時代に指導を受けてきたこと、雑誌や本で当時書かれていたこととは真逆の内容となっていますので、もしもこれが今回初めて聞く内容であり、ご興味のあるという方は一度試してみて下さい。 =================================

〈ボールを打ちにいく際、両足で踏ん張るべきか。〉 両足に力を入れて踏ん張るのではなく、泥濘んでいる地面の上で動こうとするイメージを持ち、足の裏で軽く地面を触っている感覚にする。片足が上がっている方が、スウィングの加速を促しやすい。

〈インパクト時にグリップを強く握るべきか。〉 ボールを打つ際は常にグリップを緩く握る。それはインパクト時も同じ。前へスウィングしようとする動きに対し、グリップを強く握るとスウィングにブレーキがかかり、テニスエルボーなどの怪我に繋がる。 〈インパクト時においてボールにパワーを伝えることができる要因は?〉 ラケットヘッド·スピードが全てである。ボールの6倍ほどであるスウィングウェイトを、出来るだけ速いスウィング·スピードでぶつける。 〈インパクト·ゾーンの作り方〉 ゆっくりと素振りをしならが、ラケット面がターゲットを正確に指すポイントを見つける。その場所から面をターゲットに向けた状態を維持しならがラケットを前に20cm程動かす。この動きをしている間、体の重心が前に移動しないようにすること。 〈インパクト·ゾーンの中(始まり、中間、終わり)でどこが一番パワーが発揮されるか?〉 回転(捻り)モーメントの中で一番パワーが発揮されるので、インパクト·ゾーンの始まり部分が一番パワーが発揮されるとされている。インパクト·ゾーンの終わりに向かい、手首、指、肘を伸ばしていくため線でのスウィングとなるため、「中間」と「終わり」ではパワーを発揮できない。

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